第1回 ノスタルジックオートデイ イン ナミオカ 2025、開催レポートの第8回です。今回はGエリアに展示された車両たちをご紹介します。
Gエリアのテーマは「個性派揃いのマルチメーカー」。ホンダCR-Xが3台、スズキ カプチーノ、ジムニー、マツダ サバンナRX-7が2台、いすゞ117クーペ、ベレット、そしてコルトギャランGTOと、昭和〜平成の名脇役たちが勢揃いしました。さらに今回はスペシャルゲストとして、主催者・奈良さんの愛車2台がともにGエリアを飾るという、嬉しいサプライズもありました。
ホンダ バラードスポーツ CR-X(AS) G-01

Gエリアのトップバッターは、ホワイトボディに赤いラインとサイドデカールが鮮やかなバラードスポーツCR-X。1986年式のAS型で、「BALLADE SPORTS CR-X PRO.」のデカールが誇らしげに走る、初代CR-Xの中でも特に凛とした1台です。実はこの車両、主催者・奈良さんの愛車。レースカーのEGシビックや、後述のシティとともに、奈良さん自ら会場を盛り上げる形で参加してくださいました。純白のボディとノーマルを基調とした仕上がりが、初代CR-Xの軽快なスポーツ感をそのまま体現しています。
ホンダ CR-X EF7 G-02

ワインレッドのボディに低い車高、社外ホイールが映えるCR-X EF7。1988年式の2代目CR-Xで、初代のコンパクトな印象から一回り大きくなり、より洗練されたスポーティさが増したモデルです。ドアミラー、フロントリップスポイラー、そして適度にローダウンされた足回りが、オーナーの長年の愛着を感じさせます。隣の初代CR-Xと並んで展示されたことで、世代をまたいだCR-Xの変遷を目で楽しめる贅沢なコーナーとなりました。
ホンダ CR-X EF8 G-03

ブラックボディにRECAROシートが覗く、CR-X EF8。1991年式の2代目後期型で、VTEC搭載モデルとして当時の走り好きを熱狂させたSiRに負けず劣らずの走りです。車内にはミニチュアカーも生前とならび、走りと遊びが両立している1台であることがひと目でわかります。ワインレッドのEF7、初代ホワイトと3台のCR-Xが並んだGエリアの入口は、ホンダファンの聖地のような空間になっていました。
スズキ カプチーノ EA11R G-05

丸みを帯びたホワイトボディに赤い内装が覗くカプチーノEA11R。1994年式で、フルエアロのボディキットと白いホイールが軽スポーツカーらしい愛らしさを強調しています。ホワイトボディーにフロントの黄色いナンバーがアクセントとなり、個性を演出されます。ホンダ ビートと並んで「平成の軽オープンスポーツ 平成ABCトリオ」の一角を担うカプチーノですが、今回はG-04のビートが欠席となり、単独でその魅力を来場者に伝えてくれました。コンパクトなボディに人が集まる様子は、軽スポーツならではの親しみやすさを感じさせました。
スズキ ジムニー JA11(ランドベンチャー) G-06

シルバーボディに黄色いフォグランプ、「Landventure」のデカールが誇らしいジムニーJA11。1992年式のランドベンチャーグレードで、角ばったボディラインと四角いホイールアーチが1990年代のジムニーらしいタフな雰囲気をそのまま残しています。スポーツカーやクーペが並ぶGエリアの中で、その存在感は異彩を放ちつつも、「これもあの頃の名車だよな」と来場者がうなずく場面が多く見られました。
マツダ サバンナ RX-7 SA22C(ワインレッド) G-07

ワインレッドのボディにカーボンボンネット、メッシュホイールが凄みを添えるサバンナRX-7 SA22C。1980年式で、丸みを帯びたファストバックのシルエットはロータリースポーツの原点ともいえる美しさです。かつて、スポーツカーには必須アイテムだったリアウインドウルーバーを装着したこの1台は、当時の雰囲気を今に伝えます。隣に並ぶブラックのSA22Cとのコントラストが、Gエリアのハイライトのひとつでした。
マツダ サバンナ RX-7 SA22C(ブラック) G-08

漆黒のボディにゴールドのホイールが品格を放つ、SA22Cのもう1台。1984年式で、ノーマルに近いスタイルを保ちながら、ゴールドホイールというさりげないカスタムが効いています。SA22Cはロータリーエンジン搭載の初代RX-7として1978年に登場し、その低く構えたスタイルは世界中のスポーツカーファンを魅了しました。ワインレッドと漆黒、2台のSA22Cが並んで展示されるという光景に、足を止める来場者が後を絶ちませんでした。
いすゞ 117クーペ PA96 G-09

鮮烈なイエローのボディが目を引く、いすゞ117クーペPA96。1979年式で、イタリアのカロッツェリア・ギア社がデザインしたボディラインは、今見ても息をのむほどの美しさです。ロングノーズ・ショートデッキのプロポーション、フラッシュサーフェスのボディ面、そして縦4灯のフロントフェイスが昭和の高級スポーツクーペの気品を放っています。「いすゞのクルマを今日初めてじっくり見た」という声が来場者から聞こえ、117クーペが持つ独特の存在感を改めて感じさせてくれました。
いすゞ ベレット PR95 GT G-10

ホワイトボディにブラックのボンネット、「GT」のグリルエンブレムとフェンダーミラーが誇らしいベレットGT。1973年式で、丸4灯ヘッドライトとクロームグリルが昭和の端正な顔つきを体現しています。黄色いフォグランプとブラックのボンネット、サイドのGTストライプが走り屋スピリットを感じさせ、Gエリアの中でも特にクラシックな雰囲気を纏っていました。「ベレット!懐かしい!」という年配の来場者の声が印象的でした。
三菱 コルト ギャランGTO GSR A57C G-11

どっしりと構えていた、ホワイトのコルト ギャランGTO GSR。1974年式で、ロングノーズに丸形4灯ヘッドライト、そして大きなフロントグリルが迫力ある顔つきを作っています。ゴールドのホイールとCIBIEのステッカー、そしてフロントにはハングオンスタイルのサイドミラーと、オーナーの昭和チューンドへのこだわりが随所に感じられます。「ギャランGTOなんて久しぶりに見た!」という声が複数聞かれた、Gエリアの隠れた主役でした。
特別展示:ホンダ シティ(主催者の通勤車両)

G-04(ホンダ ビート)が当日欠席となり、空いた展示スペースに急遽登場したのが、主催者・奈良さんの通勤車両であるホンダ シティです。「展示スペースを空けておくのは寂しい」という奈良さんの思いから、愛用の通勤車がイベントデビューを果たしました。
グレーメタリックのボディは一見ノーマルに見えますが、後部座席を取り外した軽量化仕様(もちろん公認)、そしてハイグリップタイヤを装着するという、紛れもない「走り屋の通勤車」仕様。オレンジのコーナーマーカーがアメリカを意識させます。
「本人は快適なんですけど、家族からは乗り心地が悪い!軽トラの方がずっといい!って怒られてます(笑)」と奈良さんが笑顔で教えてくれた一幕は、会場でも笑いを誘っていました。イベントへの深い愛情と、クルマへのこだわりを感じさせる、Gエリアのほっこりとした締めくくりでした。
Gエリアを振り返って
ホンダCR-X 3台、カプチーノ、ジムニー、RX-7×2台、117クーペ、ベレット、ギャランGTO、そして主催者の通勤車と、11台が揃ったGエリア。日産・トヨタが多いイベントの中で、ホンダ・マツダ・スズキ・いすゞ・三菱が集まるGエリアは「マルチメーカーの楽園」とも呼べる構成でした。どの1台もオーナーの個性と愛情が光っており、来場者が立ち止まって語り合う場面が絶えないエリアでした。
次回はHエリア、コルベット・カマロ・シボレーC1500、迫力のアメ車3台をご紹介します。
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